2006年11月21日

ヘナってどんなハーブ?

ヘナとは、インドで古くから伝わる
トリートメントと染毛効果を合わせ持つハーブです。


このトリートメント効果は、髪だけではなく地肌にも効果があります。



髪にツヤコシハリを与え、しなやかにします。フケかゆみといった頭皮のトラブルも改善します。また、抜け毛にも効果があるとされるほか、長期の使用で白髪を増やさない効果もあるといわれています。

気温が高く、紫外線の強いインドで、髪の綺麗な女性が多いのにも貢献しているといえるでしょう。また、髪以外にも、ヘナタトゥーとして、結婚式など手の甲に綺麗な模様を描く天然染料としても使われます。


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もっと詳しいヘナ
【 学  名 】 ミソハギ科シコウカ属 Lythaceae の Lawsonia inermis ,
         Lawsonia spinosa , Lawsonia alba , Lawsonia purpurea.
【 英  名 】 Henna tree (ヘナ、ヘンナ)
【 和  名 】 指甲花 (シコウカ)、マツクレナイノキ、ミソハギ
【 中 国名 】 指甲花、散沫花
【 インド名 】 Mehendi (メヘンディ)
【 欧 州名 】 Egyptian Privet
【 分  布 】 中国南部、インド、オーストラリア、北アフリカ
【薬用部分】 葉 (指甲花葉)

【 成  分 】 ローソン lawsone (葉、果皮、種子に含まれる黄色い色素)
他に精油、マンニトール、没食子酸、脂肪、樹皮等含有

【薬効薬理】 ローソンには抗菌作用、抗炎症作用、止血作用、特に葉には皮膚病の予防効果、収れん作用(皮膚や粘膜を収縮させる作用で、髪にツヤとコシを与える)があるとされる。また、体内にたまった老廃物、毒素を排出する作用、血液浄化作用、神経調整作用があるともいわれる。髪に対しては、トリートメント効果として働く。髪の内部を保護するキューティクルをコーティングする働きに優れている。キューティクルがコーティングされると髪が刺激から守られ、髪の毛のタンパク質や水分が保たれる

【 応  用 】 インドでは、葉を切り傷の治療に用いたり、皮膚病の予防薬として使われる。また外用薬としておでき、火傷、打撲傷、皮膚の炎症にも使われる。また興奮薬として使用されることもある。また、葉は古代エジプトの時代から、爪、手、足、頭髪の赤色の染料として使われてきた。インドやネパールの女性は結婚式やめでたい行事の時にはヘナを用いて手足に美しい模様を染め付ける。他に、暑い夏には、足裏にヘナを塗ってクーリングや体の毒素を排泄させるのに用いられてきた。アメリカでも民間薬としてハンセン病などに使用するなど、いわば世界中で薬効が知られている薬草である。


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Posted by 玉城 和子 at 21:00│Comments(0)ヘナ
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