2007年01月23日
早瀬久美さんの講演会

こんにちはの手話
ろうあ者は、薬局にかかるとき、きちんと対応してくれるかとても不安で、
どの薬局を選んだら良いかも情報がないとのことでした。
その早瀬久美さんがいう ろうあ者が安心できる薬局とは、
① 完璧な手話はできなくてもいい。
② 「こんにちは」の手話1つしてあげるだけで、
この薬局は、ろうあ者に少しは理解があるかもと安心するらしいです。
③ 会話の方法は、筆談に必要な大き目の紙とペン、またはホワイトボードや
玩具の消せるボードなどを準備。カウンターに筆談用の用具があることを
書いて表示してあると安心するとのこと。
④ メモは、必ずしも長い文章は必要なく、単語、キーワードでもOK。
また、ろうあ者にもいろいろな方がいます。
① 手話も口話もできる
② 口話はできるが、手話はできない
③ 手話はできるが、口話は得意ではない
④ 口話も手話もできない
口話は、口の動きを読むことです。相手にきちんと見えるように口を大きくあけるのがポイント。
意外かもしれませんが、手話ができないろうあ者も沢山います。
そして、早瀬さんから
ろうあ者は、病院や薬局に行ったことはあっても、流れがわからないのでとても不安だそうです。
健常者が、小さい頃から親と一緒に受診して、耳から入ることで自然で無意識に
理解していることが、ろうあ者にはできていない。診察の時、医者とどういう会話をしていいか、質問される意図や理由が分からないことが多いそうです。
病院薬局では、こういった不安で気分も落ち込み気味だといいます。
そこで、薬局でニコッと笑って、こんにちわの手話をしてくれるだけで、とっても嬉しいんだそうです。
みなさんもやってみましょう。 こんにちわの手話は、両手の人差し指がお互い挨拶して頭を下げた形です。
そのあとは、筆談や口話を交えてお話しするとよいとのことです。
障害者にも優しい薬局でありたいですね。
薬局以外の美容室や商店でも実践してみてください。
Posted by 玉城 和子 at 21:30│Comments(0)
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