2008年02月14日
Hello~ from S'pore −2−
****************
Hello~ from S'pore −2−
****************
さて、第一発目は。。 Chinese New Year, 春節(旧正月)

中華系市民の人口が多いシンガポールでは
旧暦の1月1日の春節が盛大にお祝いされます。
街中が赤い飾りと軽やかなリズムの賀年曲(お祝い音楽)に包まれ、
日本の新年を迎える「静」とは少し違います。
一般的に春節には親類縁者の家に集まります。その際に
マンダリンオレンジを2個か4個持っていきます。
「ゴンシー ファ ツァイ :恭喜発財」 (お金がたまりますように)
といって、そのオレンジを訪問先に手渡し、帰る時に今度は
同じ個数のオレンジをもらって帰ります。
縁起物のマンダリンオレンジの交換です!
中国語ではなく、あえて「Happy New Year!」と英語で言う人も沢山います。
例年のごとく、私達のところにも沢山の人がきました。
お年玉「ホンパオor アンパオ(紅包)」もありますが、日本と違うところは
子供だけではなく、目下の人や未婚者にも渡すところです。
私もシンガ滞在中、未婚時代は沢山もらいました。
この春節中には色んなタブー事もあります。
たとえば年配の方がいらっしゃる場合は特に!!
黒っぽい服は着ない!赤い服やできるだけ明るい服で!
とか。 中華系ファミリーではおめでたい時は「赤」なんです。
それを全く知らなかった私は(付き合っていた当時)、
夫の家族との初めてのこの旧正月で
真っ黒の服をつけて、場を引かせたことがあります。。
想像してみてください。 皆のこわばる顔を。。
「なんで教えてくれなかったの~!」と新年早々彼に怒りをぶつけた私。
「別に気にしなくてもいいんだよ!」と彼。。もちろんすぐに着替えました。
しかし、赤い服はTシャツしかなく、、そこでもさらにへこみました。
初めてもらうお年玉のホンパオも全然嬉しくなかったです。
そう、ここはクリスマスもお正月


今では縁起ごとを少しずつ気にする夫ですが、
以前はなんでも「俺流」をとおしていた夫。若い人も服の色に
こだわらない人がほとんど。ただ訪問先の相手に嫌な思いをさせないために、
最低限のマナーは守らなきゃいけませんね。
「運気を払う」という意味で年明け早々のお掃除もご法度!
これを言っちゃダメ、あれもダーメ、これもダーメって色々あるんです。
15日間とされる旧正月。
春節に関する話題を近日中にまたお伝えします。
我が息子はホンパオをだんだんもらいなれて、
今日はお客様に「ハッピーニューイヤー!」の挨拶の後に、
「アンパオ。。」とねだっていました。。
やめてくれぇ。。と思う私とは対象的に、夫と義ママは
「かしこいね~」と絶賛していました。
そうだね、君は賢いということにしておきましょう。。
※Hello~ from S'pore は、私の妹「タマキ妹子」のシンガポールからの便りです♪
Posted by 玉城 和子 at 08:25│Comments(0)
│Hello~ from Singapore