2006年12月14日
甘くなるハーブ3

その名は、「甘草」。
書いた字のとおり甘い草。
しかし使うのは、根です。
この甘草、漢方薬では大変よく使われる生薬の一つ。この根を噛むと甘いんですよ~。
ハーブの苗コーナーで見つけた時、思わず買って植えましたが、
しばらくして根を使うというのを思い出し、深い鉢に植えかけました。
写真はその時のものです。1ヶ月で、3本くらい根が直径1cmくらいに太くなっていました。
さすが甘草。。
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甘草(カンゾウ)
中国で最も重要な強壮薬の一つ。”五臓六腑、寒熱、邪気を治療するバランスのとれた甘い味の生薬”と評されています。大棗(ナツメ)同様、貴重な気の強壮薬であり、他の生薬の薬理作用をうまく調和させるために配合されています。
【学名】Glycyrrhiza uralensis(Leguminosaeマメ科)
【使用部分】根茎
【薬味】甘
【薬性】平
【成分】トリテルペノイド配糖体:glycyrrhizin(グリチルリチン)
【薬理作用】強壮、止汗、強心、利尿、抗菌、抗炎症、抗痙攣、抗アレルギー、咳を鎮める、血圧を下げる、ステロイド作用、胆汁排出促進。
【産地】中国、モンゴル、スペイン、イラン
【使用上の注意】高血圧症には使用を控えること。
大量に長期服用しないこと。複数の漢方薬を服用する時に甘草の量が多くなりすぎないよう注意。体液貯留、浮腫、血清K(カリウム)値低下、血圧上昇を招くことがあります。
【相互作用】一部の利尿剤で血清K値低下を招くことがあります。
Posted by 玉城 和子 at 10:20│Comments(0)
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