2007年05月05日

麻疹の流行

関東で「麻疹」が流行しているようですね。
麻疹(ましん)とは、はしかのことです。
子供が罹る病気だから大丈夫?
いえいえ、大変な病気なんですよ。

昔は命定めの病気といって、はしかで助かれば強い子、つまり弱い子ははしかで死んで言ってしまったという病気です。
ひどい場合は、インフルエンザと同じように「脳症」を起こします。
妊娠中かかると「流産」することもあります。
最悪「死亡」する恐い病気です。

沖縄でも数年前大流行したことがあります。
私の勤めていた病院でも、小児科病棟は麻疹の患者でいっぱい。
そのなかに数名大人も入院していました。
大人で罹ったら80%は、入院です。高熱でみなさんフトゥフトゥーしていましたよガ-ン

大人は子供の頃予防接種したから大丈夫なんじゃない?
それが残念ながら、
ほとんどの予防接種は一生効果が続くわけではありません。
個人差がありますが、5~10年で切れることが多いのです。
だから、妊娠前に何の予防接種の効果が切れているかチェックが必要なんですパンチ!

もちろん、子供はきちんと予防接種受けさせましょうね。
麻疹・風疹混合ワクチン、インフルエンザワクチン、百日せきワクチン、ポリオワクチンなどなどとても重要。
そこで忘れがちというか、自然にかかっても大丈夫と思ってしまうのが、
「水痘(みずぼうそう)」でしょうかね。
たしかに水痘自体は、比較的軽い疾患かもしれません。
が、罹ってしまうと、治ってもウイルスが体内の神経で休眠状態で残ります。
そして、体力落ちたり、お年寄りになったとき、「帯状疱疹」としてウイルスが暴れだします。
帯状疱疹ご存知ですか?
神経に沿ってウイルスが暴れだすので、かなり痛いですアガ!(痛い!)アガ!(痛い!)
しかも、皮膚がただれてきます。
ほとんどの方が、5日間入院となります。
治療が遅れると、後遺症として神経痛がずっと残ることがあります。
お母さんたち、水痘ワクチンも忘れないでねパンチ!



うちなーぐち解説
フトゥフトゥー:病気で寝込んでシニハンジャーしている様子
シニハンジャー:死にそうな程大変な様子


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Posted by 玉城 和子 at 09:00│Comments(0)健康情報
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